top of page

D-16 備中高梁・吹屋ベンガラの里

2023/11/24 更新
2015/10/12 実走

コース概要    

備中高梁(60m)ー(R313)ー成羽ー(k300)ー羽山渓ー宇治ー広兼邸ー吹屋(550m) 
 
距離   約50km

 備中高梁駅をスタートします。駅前の通りを真っ直ぐ行き、国道180号線を横断し、高梁川を渡ります。
 高梁川の右岸を少し下ると落合橋西詰めで国道313号線に合流します。ここを右に進みます。成羽川に沿ったほぼ平坦な道です。
 スタートから約6kmで旧成羽町の中心です。
pcgd1601.JPG
旧成羽町は備中神楽発祥の地です。
商店街に神楽の人形、オブジェの展示。
 町の外れから北へ、県道300号線に入ります。
 少し行くと、右手に新しく広い広域農道が分岐しますが、そのまま狭い県道を直進しましょう。
 道路はここからじわじわと上っていきます。途中、分岐が二つありますが最初の分岐は左の川沿いに、次の分岐は右に進みましょう。
 勾配がかなりきつくなってきたら、短い素堀りのトンネルがあります。トンネルを抜けた所、右手に天井の低い鍾乳洞があります。「穴小屋」です。ライト片手にプチ探検?
pcgd1602.JPG
トンネルの北側です。車の後ろがトンネル、左手低くなっている所が「穴小屋」
 頭上を見上げると岩壁がせり出しています。ここはロッククライミングやフリークライミングに利用されており、県外からも訪れる人が多いようです。

 さらにきつい上りを進むと、二つ目のトンネルです。こちらは長さ50~60mくらいはあるでしょうか、ライトが必要です。また、近年対向車用の電光表示板が設置されましたが、トンネル内は非常に狭く、車の行き違いは出来ません。対向車にはくれぐれも注意しましょう。ライトは必携です!!
 二つ目のトンネルを抜けると勾配は緩やかになります。すぐに島木川大橋の所で広い道路と交差しますが、前方の狭い道へ直進します。
 すぐに小さな開けた所、宇治の盆地に出ます。道路の突き当たりに今は研修宿泊施設になっている「元仲田邸」です。
 ここを左折し、すぐに道なりに右へ向かいます。
 道路脇に案内地図があれば、すぐその先に左「広兼邸」がの標識あります。この道へ向かいます。ここは短く標高差7,80mですが、けっこう脚に堪える峠です。
 峠を越えると、また広い道路と交差しますが、「広兼邸」の標識に従い直進します。次の三叉路を今度は右折します。短い坂を越えて、道路を左に回り込めば、前方上に「広兼邸」が現れます。
pcgd1606.JPG
私たちの世代は「角川映画『八つ墓村』の舞台」として記憶にあるはず。
 その先から、左上に折り返すように広兼邸の駐車場に向かいます。観光客が少なければ自転車は駐車場からさらに広兼邸の入口近くまで上れます(要注意)。
 来た道をそのまま進んでもいいし、広兼邸の石垣のすぐ下の細い道路(中国自然歩道)を進んでも、すぐ先で合流します。
 途中、ベンガラの原料となる鉱石を採掘した「笹畝坑道」、ベンガラ工場の資料館「ベンガラ館」があります。その先の三叉路を左へ。すぐに赤い屋根瓦の古い町並みが現れます。ここがベンガラで栄えた「吹屋」の町です。
pcgd1609.JPG
 吹屋の町並、赤いベンガラがきれいです。
「郷土館」と国指定重要文化財「旧片山家住宅」が内部見学できます。
pcgd1611.JPG
現役の木造校舎としては日本最古の校舎でしたが、2012年3月に閉校となりました。
2022年4月から内部公開されています。
 帰りは来た道を下り、吹屋の手前の三叉路を左に、島木川に沿って宇治盆地まで下ります。
 「元仲田邸」の前の道路を直進すると、国道180号線まで快適な下りです。実走の際は「元仲田邸」前を右折し、往復コースを走りました。これはお好みで。
 羽山渓は下流側から「成羽の化石層」、「枝の不整合」、鍾乳洞「穴小屋」、「羽根の地層の逆転構造」と様々な地形が続きます。内容は深く理解できませんがプチ地質ファンの本HP管理人には嬉しいコースです。

 四、五年ぶりに訪れた吹屋はすごくきれいになっており、観光地としてどんどん整備されている事が判ります。また、広い道路も整備中です。今後ますます車が増えることでしょう。

 備中高梁まで帰り、時間があるようなら備中高梁の町も併せて散策して下さい。
 管理人お気に入りのコースです。
bottom of page