top of page

D-21 山乗渓谷

2022/11/01 更新
2022/10/29 実走


コース概要   
岡山県鏡野町(旧奥津町)箱ー(土生)ー中谷ー峠ー真庭市(旧久世町)余野上ー(旧冨村)冨東谷ー峠ー余川ー上杉越(770m)ー真庭市中和(旧中和村)一の茅 ー山乗渓谷ー峠(約940m)ー(旧奥津町)羽出ー(国道179号線)ー箱



 
距離   約60km
 
 中国道院庄インターから国道179号線を津山から北上します。苫田ダム建設に伴い、この国道は新しく広い道路に生まれ変わりました。
 雲井山トンネルを抜けると道路は下り坂にります。下りきったあたりの駐車場に車を置きます。

 奥津川右岸を苫田ダム、奥津湖に向かって走り出します。

 ここから県道56号線、箱峠(約520m)、標高差約260mを越えると距離は10kmほど短くなります。 
 ただしいきなり、きつい上りでスタートすることになります。距離は伸びますが07/11の実走コースの方が楽なイメージがあります。お好みでコースは検討して下さい。

 奥津湖畔をのんびり走ります。
山乗渓谷の西側の路面が荒れており、路面も濡れやすく「スリップ注意」の箇所がありますが、路面に落ち葉も多く、大変滑りやすいので、西側へ下るルートはお勧めしません。コース概要のルート(時計回り)をお勧めします。
 5kmほど走ると、少し判りづらいのですが、右手に「中谷方面」と書かれた案内標識があります。ここを右折し、小さな坂を越えます。下ると下の写真の三叉路に出ます。
 実走の際には、この標識に従ってここを右折したのですが、ここを左に行って、さらに1.5kmほど下った所の三叉路を右折した方が少し楽なコースになります。

 上の写真の三叉路を右に進むと、500mほどで少し悩む三叉路です。左に進みます。小さな峠を上りきると「寺山」バス停です。ここを下ると「近衛殿」の三叉路に突き当たります。ここを右折します。三つ目の小さな峠を越えます。下りきると余野上で目木川沿いの広い道路に出ます。
 「のとろ温泉 天空の湯」の案内板に従い、ここを右折します。しばらくはこの案内板のとおり走ります。
 ここから目木川に沿って旧冨村まで緩やかな上りです。

 7,8kmで旧冨村の中心、冨東谷の大きな十字路に着きます。東西に走るのは県道56号線です。(箱峠を越えるとここに出ます。)
 この辺りが最後の自販機です。
 十字路を左折します。ほんの少し行くと「旧森江家住宅」、江戸時代の農家です。
 さらに西に進むと緩やかな坂を越えて県道65号線と合流するT字路に突き当たります。ここを右折して余川に沿って上ります。途中、56号線との分岐があるがそのまま川沿いに直進すると65号線を走ります。
 最後の集落、大仙屋敷のすぐ手前に「天空の湯」への分岐があります。大仙屋敷の集落を過ぎると勾配が厳しくなります。ぐぐぐっと上れば上杉越(植杉越)です。標高は770m。冨東谷の標高が約400mなので、けっこうな上りです。
 峠からの下り始めはヘアピンなどタイトなコーナーがあります。注意しましょう。が、やがて川沿いのコーナーの緩い一気の下りになります。対向車には注意が必要ですが、スピードの楽しめる下りです。
 初めて走ったのは90年代でしたが、車の量はけっこう増えています。

 下って最初の集落が「一の茅」です。ここを過ぎて最初の分岐を右折します。「山乗渓谷」の標識が目印です。
 旧冨村、そして旧中和村とも食事のできる所があまりありません。旧中和村では、一の茅で右折せず、そのまま直進し、国道482号線に突き当たり、ここを右折。1kmほど走り、右手に「津黒高原スキー場」の標識があるので、そこを右折し、約2km、国民宿舎「津黒高原荘」の食堂で昼食が取れますが、少々上りがあるし、距離は伸びるし、食事の取れる時間も制限があります(11:30~13:30)ので、要確認です。
 旧冨村の「天空の湯」でも食事ができます。県道65線からどれだけ上らなければならないのか未確認です。

 食糧確保が基本でしょうか。
 一の茅で右折すると、これが山乗川です。すぐに山乗千手観音堂。その奥に滝があります。夏場なら、ぜひ滝まで少し歩くことをお勧めします。滝はさほど落差もないですが、あたりはヒンヤリとして、空気も変わります。私が行ったときには、滝の大きさに比べ、滝壺から上がる水しぶきの多さにびっくりしました。ぜひ、ずぶ濡れになってみて下さい。
 道路を進むと、勾配は一気に厳しくなります。きついです。無理せず、押しましょう。滝の上へ上がるまでの勾配がいちばん厳しいです。右手に滝へ降りる遊歩道が見えたら、勾配は緩くなります。
 緩くはなるが、その先のヘアピンあたりから、また勾配はきつくなります。観音堂から3km足らず、川の右岸から左岸、そして再び右岸へ渡る橋のあたりまで、かなりきびしい上りが続きます。
 再度、右岸に戻り、ヘアピンカーブが四つあります。ここも少々キツいですが、ここを過ぎたあたりから勾配はうそのように緩くなります。そこから1km半くらい過ぎたあたりからブナの林が始まります。ここのブナの林は私の一推しです。本音を言えば、誰にも教えたくないほど。そりゃ、白神山地のブナ林も知らないし、大山などのブナ林も知らないけれど‥‥
pcgd21061.jpg
 ブナの林を過ぎると峠です。標高約940m。一の茅の標高が約500mなのでかなりきびしい上りです。
 下りは急勾配で奥津町羽出まで下ります。下り初めは道路幅も狭く、勾配はきつく、コーナーはタイトです。スピード、対向車(最近は少し車の量が増えました)に注意しましょう。最初の集落、若曽からは、川沿いのほぼ真っ直ぐな下りです。道路幅も広がり、ここからは高速ダウンヒルが楽しめます。
 羽出から3kmほどで国道179号線に出ます。ここを右折します。国道179号線に出ると一気に車の量が増えます。トンネルもあります。注意して走りましょう。5,6kmで箱にたどり着きます。

 新緑の季節、夏(暑い!)もお勧めですが、なんと言っても秋。紅葉の季節がお勧めです。
 秋の最初のランはどんぴしゃ紅葉真っ盛りでしたが、それから何度トライしてもブナ林の紅葉には早すぎたり、遅すぎたり。07年、このガイドの実走の際は75~80点。ほんの少し早かったようです。
 上り坂の嫌いな方は津黒高原荘あたりをベースに、山乗渓谷往復コースでどうぞ。でも、きつい坂はあります。
bottom of page