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酔狼通信 295
24.02
先日、日生を通ったらフェリーの看板に「休止」」の貼り紙があった。
何の気なしに通り過ぎたが、「休止?」、「欠航やなくて休止?」
ネットで検索したら、23年12月1日で「休止」になったとのこと。
残念やなぁ。播州赤穂の隣町日生(現備前市)の日生港から小豆島の大部港までフェリーで1時間。車で渡ればそれなりの値段やが、自転車で渡ればお手頃価格。
朝の便で渡って、大部港から寒霞渓への直登ルート、あるいは島の外周をほぼ一周80kmのルート、島の中央にある棚田ルートなど何度走ったかわからない。
パソコンの写真ファイルを見たら、デジカメに代えてからの20年で八つのファイルが見つかった。なので、きっとその倍の15回くらいは小豆島を走っていると思う。
岡山、姫路、高松からのフェリーはあるが、播州赤穂から行くには少々無理がある。赤穂市内千種川に架かる海浜大橋からでも見える小豆島やけど、アクセスが難しくなった。
おそらく今後小豆島を走る機会は無いと思う。
昨年夏の北海道以来自転車ツーリングに出ていないので、番外編ということで小豆島をテーマに酔狼通信を綴ってみよう。ちなみに、小豆島は日帰りコースなので島内で泊ったことはない。別のツーリングの終わりに高松泊で土庄にフェーリーで渡り、島をぐるっと廻って大部港から日生へフェリーで戻ったことがある。

日生港に車を置き、ときには播州赤穂から自走で日生まで行き、フェリーで小豆島へ渡る。7時頃の出航だったと思います。後に8時に変更された。
小豆島大部港からサイクリングが始まる。
当初は大部港から直登するコースをよく走った。山上の分岐点まで8.7kmで、左折し寒霞渓のロープウェイ乗り場まで500mほど。標高615mまで葛籠折れを上ります。奇景寒霞渓ですが、私はロープウェイに乗ったことがありません。
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この山上の道路、私は大部からの上りがほとんどで、下りも南側の草壁へが定番でした。
草壁からの上りが一度か二度、西へ下り土庄へ降りたのが一度か二度でしょうか。最高地点は草壁へ向かうと標高710m、土庄へ向かうと750mでしょうかね。
さて、あとは周回道路。当初なぜか反時計回りで走ることが多かったのですが、後には時計回りのコースが定番になりました。
ですが、反時計回りで。
小さな坂を幾つか越えると「道の駅 大阪城残石記念公園」です。名前のとおり大阪城築城の際に山から切り出され港まで運ばれながら、築城には使われず残された石、そして当時の石の切り出し道具などの展示があります。

少し走ると県道26号と253号との分岐があります。ここは海沿いの253号を走ります。
島の西海岸へ廻り、南下すると渕崎地区に着きます。
ここにギネスに登録された「世界一狭い海峡 土渕海峡」があります。
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小豆島、地図で見ると一つの島に見えますが、実は小豆島本島と、西側の前島の二つ並んだ島です。小豆島のメインとも言えるフェリーターミナルのある土庄港は実は前島にあります。
小豆島本島の渕崎地区を前島の土庄との間の土渕海峡、一番狭い所は10mだそうです。実際見ると、川にしか見えません。
私的には土庄は自由律俳人、尾崎放哉の「墓のうらに廻る」です。でも山頭火にはなんとか共鳴できるけど、放哉はちょっと無理。
土庄を後に今度は南海岸を走ります。
島一周を完成させるには、なんちゃら半島へ向かわなければなりませんが、ここはショートカットして国道をそのまま走ります。大峠(といっても標高80mですが)を越えて海岸に出ると「オリーブ園」があります。

オリーブは小豆島の名産品の一つです。かつてのような「オンリーワン」ではなくなったようですが、今も島のあちこちでオリーブが見られます。
ついでに島の名産品「そうめん」も紹介しておこう。

南岸には池田港、草壁港とフェリー乗り場が続きます(いずれも高松便)。
南岸をさらに走ると内海の町に着きます。
安田地区は島のもう一つの名産品「醤油」」の産地です。「醤の郷」大小の醤油造りの蔵や佃煮工場がいくつもあります。

国道は内海から峠を越え東海岸に向かいますが、ここは県道26号、249号に入り「二十四の瞳 岬の分教場」へ向かいましょう。

聞きかじりですが、坪井栄さんの原作「二十四の瞳」では「瀬戸内海べりの一寒村」とされているそうですが、作者坪井栄さんの故郷が小豆島であることや、映画化の際に小豆島が舞台になったことから、以降「二十四の瞳」は小豆島の物語というイメージが定着したそうです。
近くには二度目の映画化(87年)のオープンセットを活用した「二十四の瞳映画村」もあります。
岬の分教場から古江地区まで引き返し、26号を坂手港へ向かいます。坂手港は大阪、神戸、高松からのフェリーの発着港です。でも静かな港です。
県道248号に進み大角鼻を目指します。でも私は途中、半島の付け根をショートカットして東海岸に向かいました。
東海岸を少し走ると国道に合流。さらに走ると石丁場へ。
大阪城築城の際に切り出された石が今も残ります。

島のスタート地点大部港からすぐの「大阪城残石公園」同様、積み出されなかった石があちこちにあります。
石丁場を後に東海岸を走ると福田港。ここは姫路へのフェリーの発着港。
福田港を過ぎ東北端の岬を廻ると北海岸へ。
実際に走った際の多くでは、この辺りから帰りのフェリーが大部港に向かっているのが見えます。時間的には充分間に合うのですが、視覚的には「間に合わへんのちゃうか?」と毎度毎度思わせる景色です。
小さな坂を幾つか越えると大部港フェリーターミナルに着きます。
思い返せば、こうしたサイクリングがもうできないことを、とても残念に思います。
お手軽な日帰りサイクリングが出来なくなり残念ではあるけど、今度はアクセスがちょっと難しくなったので、今までやったことのない泊りがけのサイクリングをやりたいと思っている。
さて、どうなることやら。
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