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酔狼通信 307-1
26.06
「19年ぶり?」の巻 前編
今年はどこへ行こうかなぁ?地震から3年目の能登も有りかなぁ?と、ぼんやり思っていたところに今年のHUCCのOBランは富山から能登を走るとメールが届いた。
で、便乗することにし、早速、メールをくれた幹事のひとり千葉くんに「金土日で参加する」と返信する。
5月29日、金曜日。集合時間よりも少し早く富山駅に着き、自転車を組む。
ひと走りして、紀伊国屋書店で姫路の書店には無かった能登の地形図を数枚買い、駅に戻る脚で富山城を、ほんの少し。
駅に戻り昼食をと思い、北口に向かい、富山地方鉄道のホームも兼ねた(?)連絡通路を自転車を押して歩いていたら、ガラス越しに中村天皇さんに呼び止められる。
「お久しぶりです」「森田の墓参りに行こう。ヒロノは今、着替えに行ってる」
すぐにヒロノが戻ってくる。「おぅ。」「やっ。」
宿に直行するカンちゃんを含め、三人とは去年、磐田のBBQで会っているので、あまり久しぶり感はない。
駅から1kmあまりのお寺に向かい、同期森田の墓に手を合わせる。ヒロノはちゃんと線香を持ってきていた。

酔狼は昼食の際にビールで献杯して、墓参りに代えるつもりでいた。
駅北口へ。今日の参加者は15人。宿に直行する二人を除き皆揃っている。
「お久しぶりです。」
今回の参加者の最年長は田中さん、73歳。酔狼たちがHUCCに入ったときの4年目。前年の執行部。何度かクラブランに参加されたはずやが、はっきりした記憶はない。その後、お会いしたことはないはずで、おそらく51年ぶりにお会いするハズ。北海道OBランなどに参加されて、お元気なことだけは知っていたが、この後の走りでも、そのお元気なことに驚かされる。
富山の街は南側はしっかり都会やが、北側には青空が広がる。
さぁ、出発。皆ペースが速い。信号でなくても前の集団から離れてしまう。これは、明日も同じで、酔狼は脚パンパンになってしまった。
海に出て、富山新港の開口部に架かる新湊大橋にエレベーターで上がり、車道の下の歩道を自転車を押して歩く。酔狼の地図には「新湊大橋」はまだない。高さ47m。散歩している方がずいぶん多かった。

少し走って「道の駅 雨晴」で休憩(ソフトが変換しないと思っていたら「あめはらし」やなくて「あまはらし」って読むんやね)。
ここになぜか、明日の朝から参加のマムシがいる。「なんでや?」と思ったら、富山の実家から走って来て、今日はまた走って帰り、明日の朝、氷見まで輪行して宿に来るそうや。
「道の駅 雨晴」からは残雪の立山連峰がしっかり見える。あいにく、山頂付近は雲に隠れて見えない。明日はどうやろ?
酔狼が以前走った際には、しっかりと曇天で、まったく立山は見えなかったので、今日の眺めでも満足。

氷見の町を抜け、田舎道を少し入ったところに今日の宿。すでに浴衣姿のカンちゃんと野田が迎えてくれる。野田は早期退職後続けているキャンピングでのツーリングの途上。今回も敦賀からだったっけ?四日目になるとか。
風呂で汗を流し、缶ビールで軽く乾杯。
天皇さん、ヒロノ、カンちゃん、酔狼は皆、地形図を愛用しているが、カンちゃんは地形図の図面部分だけをカットしてスリムにし、図名部分を切り取り、邪魔にならない場所に貼り付けている。そして中央で左右均等に、縦方向はきっちり正確に三等分して、フロントバックに入るようにしている。相変わらずの几帳面さ。適当に折って使っている酔狼とは真反対。
夕食、ビールで乾杯。次いで日本酒。四合瓶しかないという宿の方に「一升瓶でちょうだい」と奥山。「二本」「いや、一本でいいでしょ」で、結果、15人で二本は軽く空けてしまい。次いで部屋飲み。
あんな話やこんな話が尽きないが、歳をとるほどに健康に関する話題が増えているのは世間並み。
野田が銀輪(HUCCの会報?文集?)の「ニカウ松井くんのレース遍歴」を絶賛。「是非、読んでくださいよ~」ということで、この文章を綴りながら読む。「凄い」の一言。
6時(?)に始まった夕食、部屋飲みは明日もあるからと10時過ぎにお開きになった。
30日。
酔狼はいつものように早々と目覚める。日の出と共に海沿いにあった阿尾城跡へ。前回走ったときにも気になったが、疲れもありスルーしていた。
海に付き出した丘陵上にある阿尾城は比高差もさほどなく数分で本丸跡まで登れる。今は木々が生い茂っているが、木々が無ければ富山湾を睨む絶好の位置にある。ささっと散策し、海岸へ。海藻採りの漁師さんがチラホラ。

氷見の町の中心部へ向かう。藤子不二雄Aさんのマンガロード。
コンビニでホットコーヒーを買ってひと息入れる。
宿に戻り、朝食。
出発前、皆の個性豊かな自転車を眺め、あれやこれや。天皇さん、ダッシュくんはマニアック。酔狼には付いていけない。
マムシと小林くんが現れ、朝から帰る天皇さんとは別れ、別行動の野田、奥山の仲良しコンビを残し出発。
能登半島の東海岸を北上する。昨日に増して風が強い。そして皆のペースは速い。脚がつる。だましだまし、遅れながら付いていく。
小さな坂を上りサカナと合流。今日は昨日よりもくっきりと立山が見える。

100mあまりの小さな坂を越え七尾市内へ。進行方向が変わり、向かい風に苦しめられる。
昼は各自で昼食を採り、1時に能登島へ向かう交差点で集合。
和倉温泉のホテル街は酔狼の認識よりもはるかに地震の被害が大きかったようで、壊れたビル、休業中のホテルが多かった。
ヒロノがお勧めの能登の酒を求め、ようやくたどり着いた店先に「本日休み」。結局、この酒は今夜の宿に着いてから、吉岡くんが車で買い出しに行ってくれた。
那珂くんが合流し全員集合。さて、能登島へ。能登島大橋はもちろん、島内もアップダウンが続き、疲れる。
能登島から出るツインブリッジのとを渡った所で休憩。ビットくんの後輪のスポークが折れている。なんとか走れる程度にスポークの張りを調整し走り出す。
能登鉄道西岸駅はテレビアニメのモデルらしく、その際の「湯乃鷺駅」の駅名標もホームに立っている。
その先に、今回酔狼が訪れたかった「明治の館」。しかし、ここも地震の被害で休館中。塀が倒れ、無残な姿になっていた。

宿に到着。民宿「龍屋」は古民家。新しい水上スポーツSUP(ボードの上に立ってパドルで漕ぐ遊び)を売りにしているのかな?道路、海に面したBARカウンターと外にテーブル。このあたりは何やら南国リゾート風。
シャワーで汗を流し、テーブルでのんびり缶ビールなど思い思いの酒を片手に過ごす。

野田くんはツーリングの記録をしっかりメモしている。酔狼が「野田のレポートは随分時間が経ってから書いてるけど、よく書けるな?」と尋ねると、「そのための記録です」とのこと。早さだけが取り柄の、この「酔狼通信」とは大違い。酔狼には真似できない。
夕食は囲炉裏の間で大皿に刺身がたっぷり。10種類以上あったかなぁ。
近況報告、来年のOBランの希望のコースは?の幹事の声に各々希望のコースを一言。酔狼は「天国と地獄以外なら、どこでも」
今夜は部屋飲みではなく、外のテーブルで外飲み。
満月が海面に映り見事。酔狼は満月に吠えるのか?


日本酒通のカンちゃんが次々と違う酒を開け味わう。酔狼にも勧めてくれるが、味音痴の酔狼に貴重な酒を飲ませるのはもったいない。どれを飲んでも美味しい。猫に小判、豚に真珠、オオカミに銘酒。馬の耳に念仏、オオカミの舌にグルメ。
31日。
酔狼はこの日も早起き。出かけようとしたら、すでに吉田くんが起きていた。
自転車で1kmほど先の「ボラ待ちヤグラ」へ。朝日が眩しい。

宿に戻る途中に能登鹿島駅へ立ち寄る。近年、桜の名所で知られ「能登さくら駅」とも呼ばれるそう。
朝食までまったり過ごし、朝食。
記念撮影。空港に向かう篠原くん夫婦を見送り、解散。今日は各々思い思いのルートで帰路につく。
たぶん19年ぶりのHUCCのOBラン。皆さん、楽しい時間をありがとう。また、どこかで。
酔狼は天気が良さそうなので月曜も休みをとり走ることにした。まずは穴水に向かう。

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