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酔狼通信 293-2
23.07
 「酔狼のセンチメンタルジャーニー part3 本篇」
 3日。
 稚内からのフェリー、昼の便は午後1時、利尻島鴛泊港へ着いた。
 タケルと二人、フェリーを降りると駐車場に自転車の老師、そして車に葛西さん夫妻が待っていた。「葛西さん、お久しぶりです。」    、常呂のご自宅へお邪魔して以来なので、ほぼ30年ぶりになる。そりゃ、酔狼がみどりさんの顔を覚えていないのは無理もない。

 

 老師の先導で港から500mほど走り、利尻での三日間の宿「旅番屋」へ。コンドミニアム。
 酔狼、解ったようにコンドミニアムと書いているが、コンドミニアムって何やねん?
 なるほど、キッチンや洗濯機の付いた宿泊施設かぁ。
 
 道東常呂町から遠路車を走らせ、午後は宿でのんびりしようと思っていた様子の葛西さんの尻を老師がたたき、二台の自転車にホイールをはめ、ツッタさん、ANDさんがやって来る利尻空港を目指す。
 葛西さん夫妻はこのOBランのために自転車を買い、地道にトレーニングもやったらしい。

 

 朝の船で哲がやってきたときには雨が降っていたそうで、雨が止んだので「ちょっと走ろうか」と老師と哲は二人で島の西側の沓形まで走り、老師は鴛泊港へ昼の便の四人を迎えに戻り、哲はそのまま島を一周中だとのこと。

 

 天気はどんどん好転し、利尻岳も全貌を見せ始める。青い空、緑の山。赤いクロスバイクの葛西さん夫妻。

 途中から入ったサイクリングロードからは利尻岳、海を挟んで礼文島。老師の奥さん知津子さんは、前日2日にご夫婦で利尻に前乗りし、今日は礼文に渡り「花の島 礼文」をトレッキング中。
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すぐ先に礼文島
 利尻空港へ着くと、ツッタさん一人が自転車を組んでいる。「あれっ?ANDさんは?」
 利尻岳登山も予定に入れているANDさんは登山靴履いてるから空港バスで鴛泊まで行くと、すでにバスの中やった。

 

 ツッタさんが自転車を組み終え、五人で鴛泊の宿へ向かう。老師やツッタさんとはけっこう何度も走っているが、葛西さんと走るのはHUCCに入った75年夏以来。秋には学部移行のため葛西さんは函館に移られたので、そのとき以来。
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  サイクリングロードを走る。利尻岳が見事。木陰に入ると北海道の夏の爽やかさ。
 宿に戻り、汗を流し、洗濯、ビール。

 

 そうこうするうちに哲が利尻島一周を果たし帰ってくる。篠原夫妻が丘珠便で到着。礼文トレッキングの知津子さんが帰ってくる。ツッタさんとANDさんはすぐ先に見えるペシ岬まで散歩に出かけた。
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 哲のスマートフォンに仕事先の方から電話があり、職場のHUCCの後輩がつい先日亡くなったとの訃報が入る。四つ下の代なのでまだまだ早すぎる。歳を重ねるということは、こうして友人知人の訃報に接することが多くなるということは頭では解っているつもりやが、その度に辛い。
 二つ上の代の西川さん、ツッタさんたちの代の門岡さん、同期の森田、一つ下の代の昨年末に亡くなったO庫くん、そして後輩に献杯。

 

 総勢11人。今夜は自炊。一部屋に人数分の椅子、小机、食器などを持ち込み、日の残るうちに乾杯。
 あんな話こんな話。誰それは、何々は、と話は尽きない。
 酔狼通信での飲み会の描写は「あんな話こんな話」が常套句。そう、話題が何だったのか翌朝になれば覚えていない。それだけ楽しい時間を過ごしたと思ってね。
 ビールからそれぞれが日本酒、焼酎、ハイボールなどに移り、またあんな話こんな話。

 

 みどりさんをずっと「おかあさん」と呼ぶ葛西さん。家庭ではそれでえぇけど、子供もすっかり独立したんやから、もうお互い名前でよんだらいいんじゃないの。「いや、ずっとこれできたっけ、子供が家帰ってきて、いきなり名前で呼んでたらビックリするっしょ。」ビックリするならビックリさせましょうよ。

 

 明日は当別に帰る知津子さん、利尻岳登山のANDさんを除く9人はフェリーで礼文島に渡り、思い思いに礼文を楽しむ予定。皆、それぞれにスマートフォンの天気予報アプリで予報をチェックしている。
 携帯電話も持たない酔狼は当然「天気はどうにもならない」ので、ああだこうだ心配している皆さんが面白くてしかたない。
 利尻の夜はまだまだ長いが、皆、それぞれの疲れで早い時間に寝たハズ。
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 4日。
 利尻岳(1721m)登山(コースタイムは登り6時間、下り4時間)に挑むANDさんは早朝4時頃に宿を発った。悪天候や疲れ具合と相談して山頂まで登らずに下山するかもしれないと言いつつ、明るくなりつつある町に出て近くの登山口目指して一歩一歩歩いて行く。
 酔狼は同じように宿を出てペシ岬まで早朝散歩。登山口の分岐でANDさんを見送る。「気をつけてね」

 

 昨日、ペシ岬へ行ったツッタさん、ANDさんの話をいい加減に聞いていた酔狼が思っているよりもペシ岬への遊歩道はきつかった。おまけに雨もポツポツ降ってきた。

 ペシ岬展望台。雨は続かず、雲間から朝日が覗く。利尻岳山頂が望めるときもあった。
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ペシ岬からの利尻岳
 宿に戻り、朝食はそれぞれで。皆、ANDさんの事や山の天気が気がかり。そして何より礼文の天気と雨雲レーダーが気がかりでスマートフォンから目が離せない。
 宿の前の海には数隻の漁船が浮かび、ウニ採り作業中。7時を過ぎると漁協の取り決めか西の方から漁船の群れが一斉に帰って来た。

 雨を嫌い、雨の降り間を見計らいテンデンばらばらにフェリーターミナルに向かう。920発の利尻礼文間のフェリーは車とバイクが数台。自転車の数の方が多かった。
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 45分の航海で礼文島香深港に着く。
 島の北端なんちゃら岬を目指す篠原夫妻、老師、タケル。島の南端やはりなんちゃら岬を目指す葛西さん夫妻、島を自転車で横断し西海岸の漁港で釣りを楽しむ哲。ツッタさんの「たっての希望」で今回のランは利尻礼文になった。そのツッタさんは桃岩展望台や礼文の固有種レブンウスユキソウの群生地のあるトレッキングコースを目指す。酔狼は、せっかく礼文に来たので。そのレブンウスユキソウの群生地に向かうことにする。天気が良ければ群生地までの林道を自転車で走れるかもしれない。後はそのとき考えよう。
 帰りのフェリーは1630発なので1時間前を目安にターミナルに戻ることにして小雨の中、それぞれのコースに向かう。
 
 酔狼はいったんフェリーターミナルの建物の中に入り礼文島の地図を手に入れる。
 たぶん他の皆さんは「スマートフォンを持てばGPSで地図は見れるし、雨雲レーダーでこの先の天気もわかるのに」と言うはず。今回利尻礼文はロードマップを眺めただけで、ほとんど自分のプランは持っていない。いつもに増して、いい加減なプラン。
 港を出るとすぐに上りに。いやキツイ上りに。2kmほど上った所に群生地への林道の分岐。林道入口付近の路面にはバラスが。何が何でも走りたいわけではないので自転車を置き、水と補給食を携帯し林道を歩く。群生地までは約2kmの案内板。往復1時間かな。林道を歩くと群生地から降りてくる人と次々にすれ違う。

 

 林道沿いにも様々な花が咲いている。でも利尻に渡る前に行ったサロベツ原野同様、酔狼には何て花か判らない。
 30分ほど歩き群生地の近くへ。西海岸の景色は不思議。
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 レブンウスユキソウ群生地。たぶんこれがそうやろなぁと眺めて歩く。群生地を抜けたところでトレッキング中の女性に「エーデルワイスの群生地はどこですか?」と尋ねられる。えっ?エーデルワイス?何のこっちゃ?でもレブンウスユキソウの群生地に来てるんやからレブンウスユキソウのことやろなぁ、と思いつつ「そこの崖地の斜面にいっぱい咲いてますよ。」と答えておく。ん?無責任?
 夕方、利尻の宿に戻り、観光パンフレットを見るとレブンウスユキソウはヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスの仲間だということを確認し、ほっとする。
 礼文島は氷河期にアジア大陸と地続きになった際に、動植物がやってきて、その後、海面が上昇し、大陸や北海道などと隔てられたため、いわゆる高山植物が取り残され、独自の変化をし固有種が多く、日本の北アルプスなどで標高2000mで見られる高山植物が礼文島では200mの高さで見られるそうや。
 そのため今は「花の島 礼文」として観光客に人気なんやそう。って、そんなことも知らんのかいっ!

 

 林道入口まで引き返す。せっかくここまで自転車で上ったんやから、その先の桃岩展望台まで行こう。
 でもここからの道が激坂やった。なんとかかんとか上りきるが、しんどかった。途中、先に桃岩へ行ったツッタさんが下ってくる。立ち止まり情報交換。
 桃岩展望台の駐車場から遊歩道を登り桃岩展望台まで少し歩く。花はここの方が断然多い。天気が良ければ最高やろなぁ。生憎今日は海を挟んだ利尻岳も雲の中。ANDさんはどうしてるやろ?

 

 桃岩展望台のベンチに座り利尻のコンビニで買い込んでおいた(礼文には途中食事のできるところが無いかもしれないから)お握りを食べる。大きめのお握りをひとつ食べ、ひとつは残し、港近くの食堂で昼飯食べようかな?などと考えつつ、昨日飲んだときに「利尻ではウニ丼5000円超で統一されていた」という哲と老師の情報があったなぁ。昼飯に5000円はよう使わんなぁ。と、もうひとつのお握りも食べ、腹は満足。島の東海岸を時間の許す限り北上することにする。

 

 ほぼ真っ平らな海沿いの道を走る。途中の店に「最北のキッチン」の看板。でも、最北の食堂ではなかったよう。
 15kmほど走ると前方左手にちょっとした坂。直進して岬を廻れば遠回りにはなるがタブン平坦。ちょっとした坂も上りたくない自分の心に鞭打って坂の上にある高山植物園を目指す。いや、ほんまたいした坂やないんやけどね。
 高山植物園。様々な植物、そして花が咲いている。ぶらり歩いて、天気もすぐれないので礼文のサイクリングはここで終わりにして香深港に引き返す。
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レブンルリムラサキ
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レブンアツモリソウ
いづれも礼文の固有種。
​レブンアツモリソウの群生地は島の北部この先にあるが、すでに花の時期は終わっている。
 フェリーターミナルに早々と戻る。すぐ傍に温泉施設があるが、朝はその気が無かったので着替えは持っていない。時間はたっぷりある。どうしようっかな?
 お握り二つと補給食のお菓子で、小腹も空いている。それに何よりこのままフェリーで利尻に戻ると礼文では1円も使わないことになる。それもなんだかなぁ。
 ということで観光案内で近くの食堂を教えてもらい外へ出る。
 教えてもらった食堂は今日はやってなく、代わりにその先の店に幟が立っている。

 

 店に入ると「ウニ丼2500円、ミニウニ丼1500円」とある。ミニウニ丼を注文すると接客のお姉さんが「他の店と比べると小さいですよ」とことわりを入れる。するとすかさず隣のテーブルで背中を向けていた女性客が90度振り返り、手にした丼を見せて「これです」と
 あ、酔狼それで充分ですよ。ミニウニ丼とビールを注文する。
 ウニはもちろん美味しかったし、小雨に濡れた体にも関わらずビールがうまいっ!

 

 走るのに困るほどの雨ではないが、それでも皆早々にフェリーターミナルに戻って来た。

 

 利尻の宿に帰ると意外なことにANDさんがまだ帰ってきていない。夕方17時半、登り始めてからすでに13時間が経っている。皆が心配するうちツッタさんにANDさんから「もうすぐ下山し宿に着く」と連絡があり、皆ホッとするとともに、山頂まで登ったんだろうなと感心する。

 

 今夜は近所の居酒屋で食事をする予定。近くの店まで歩いて行こうと皆が外で待つ間にANDさんの姿が見えてくる。14時間余り行動し続けたことに皆感心する。
 ANDさんは入浴し後から夕食会に参加することにする。ゆっくりして下さいね。

 

 夕食会は利尻の海の幸が満載。ウニが美味い。「たちかま」は鱈の白子を擂り潰し、かまぼこのようにしたものだそう。不思議な食感で、地元ならではの物。酔狼はもちろん初めて食べた。
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 あんな話こんな話で今夜も盛り上がる。車で島に渡った葛西さんが様々な食材を買い出ししてコンドミニアムの宿に持ち込んでくれている。サッポロビールのCLASSICは老師の指定。葛西さんは「CLASSICとゆめぴりか(米)は松下の指定だもな。北海道ならゆめぴりかっしょ。」と主張するが松下老師は「ゆめぴりかは指定してないって」と否定する。このやりとりが延々続く酔っ払いの不毛な会話がやけに楽しい。

 

 宿の目の前のコンビニで「モンベルの利尻Tシャツ」が売ってあり、タケルはさっそく購入しており、背中の利尻昆布が面白いと話題に。

 

 夕食会が始まり1時間ほど経ち老師が篠原くんに「悪いけどANDを見に行ってくれないか?」と。
 篠原くんが店を出たらANDさんがちょうどやってきた。温かい湯で、しっかり足を温めていたそうや。いや、明日からの足のケアが大変やなぁ。
 何はともあれ利尻三泊の二日目にして今回のMVPはANDさんに決定!

 

 その後もあんな話こんな話が続き、2時間で店での夕食会はお開きに。宿に戻り、続きは部屋で。
​ ほどよいところで皆、眠りにつく。
 5日。
 この日帰宅する哲を除き、他の皆はそれぞれに利尻で過ごす予定。
 朝、葛西さんに会うと「メールをチェックしたら、ゆめぴりかは指定されていなかった」と昨夜あんなに続いた「ゆめぴりか問答」はあっさり解決。ANDさんは階段の下りがかなり辛そう。
 
 朝、集合写真の後、利尻Tシャツを着こんだ四人の背中を撮影。皆、顔も写ろうと首をひねって写ろうとするので酔狼「顔はいらないから」
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 825発のフェリーに乗る哲は7時半の少し前、宿を出る。酔狼もそれに合わせ時計回りに走り始める(「島は時計回りに、湖は反時計回りに」という門岡理論)。
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 昨日と打って変わって快晴。海の青さが際立っている。ただ利尻岳の山頂付近には雲がかかり、山頂はこの日一日見えなかった。
 他の皆さんは「今日は利尻岳の山頂は見えなかった」というけれど、早朝、酔狼は見ることができた。
 そして海の青さもひときわ綺麗やった。
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見朝の空気が清々しい。
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浜での昆布干し
  少し走ると姫沼への上り口。島を一周して(約55km)ゆとりがあれば姫沼に上がり歩くことにしよう。
 小さなアップダウンを繰り返し、丸い島のほぼ12時の位置からスタートした一周コースは5時の位置にオタドマリ沼。あちこちで白い綿毛、柳絮が飛んでいたけど、この辺りが一番凄かった。吹き寄せられた柳絮が道路脇の草に絡まり真っ白になっていた。
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柳絮
 5時半のところに南沼。6時に仙法師御崎公園。海にコンクリートで一辺20m余りの四角いプールを造り、所々周りの海との通路を開けてあり、野生のアザラシが入ってくるようにしてあった。「餌やり体験」で観光客を呼び、傍の作業場でウニの掃除作業中。食堂ではバフンウニとムラサキウニの食べ比べができたようだが、時間が早く酔狼は食堂を覗きもしなかった。

 プールの上の散策路を歩いていたら、すごいスピードでアザラシが入ってきて泳ぎ回ってくれて、なんとかうまく写真に収めようとけっこう長く頑張ったが無理やった。でも楽しい時間やった。
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ん~、こんな写真いるかなぁ?
 9時の位置、沓形の町に人気のラーメン店があるとの昨日の老師と哲の情報やったが、ここもスルー。海を眺め、SUP(スタンドアップパドル、ボードの上に立って漕ぐマリンスポーツ)をやってるのを眺めて過ごす。
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 初日にも走ったサイクリングロードを走り12時の位置の宿に戻り、鴛泊で海鮮料理をと思うが、探す努力もせず、コンビニ弁当と缶ビールで昼食。
 休憩後、再度少し走り姫沼を目指し上る。ここは激坂。上りの途中、サイクリングロードがこの先まで伸びていることを初めて知る。
 なんとか、姫沼まで上がり、沼の周りの散策路を歩く。天気が良ければ水面に利尻岳のが映るが、この日は雲の中。木陰の散策路は心地良かった。

 

 森の中のサイクリングロードを走り鴛泊の集落に戻る。ここも気持ちいい。途中、昨日ANDさんが山頂付近で見たというエゾシマリスが大慌てで道路脇に逃げ込むのを見る。目の前を縞が猛スピードで横切った。

 

 宿に戻ると、タケルが一周を終え休憩していた。ウニの食べ比べの話を聞き、ちょっとだけ残念になる。
 汗を流し洗濯、ビール。次々に島一周を終え宿に戻ってくる。それぞれが、それぞれのペースで利尻を走り終える。40年ぶりかのサイクリングのみどりさんが島を一周したのには皆ビックリ。ANDさんに次ぐ準MVPに選ばれる。昨日の利尻岳登山に続き島一周を走ったANDさんに再び脱帽。

 

 この夜も自炊、一か所に集まり、あんな話こんな話。
 老師が、OBランに対する熱い思いを語る。こんなに語る老師は初めて。飲むだけに集まるのではなく、また一緒に走ろうと集まった和歌山でのサイクリングをきっかけに(その後、定着した会をOBランと呼ぶようになった)20回くらい幹事をやった老師は一人で島を一周中、ずっとOBランのことを考えていたそうや。
 「企画したランのうち最初の和歌山、美ヶ原は別格で、今回の利尻のランはベスト5には入る」と。
 ちなみにベスト5は「利尻」「藤野屋(ムササビが部屋の窓の外を飛んだ)」「赤目」「何度目かの箱根」「信州青木湖周辺」だそう。酔狼は後ろの二つ以外は参加していて「美ヶ原は別格」に激しく賛同。別の回のOBランで美ヶ原周辺を走り、当初コースには入っていなかった美ヶ原まで上らせたことがある(古い酔狼通信を見ると、ツッタさん、門岡さん、酔狼の三人が若い連中を説き伏せたようや)。 
 6日。
 利尻を離れるときがやってきた。利尻に限らず旅の終わりは少し淋しい(酔狼の旅はまだ続くけどね)。
 朝のフェリーで稚内に渡る老師、タケル、酔狼。昼の便で稚内に渡る葛西さん夫妻、午後の飛行機で新千歳に飛ぶツッタさん、ANDさん。丘珠に飛ぶ篠原くん夫妻。

 

 軽く別れの挨拶をしてフェリーターミナルへ。小雨で少し煙るが利尻岳山頂も一瞬顔をのぞかせた。

 

 825フェリーは鴛泊港の岸壁を離れ「利尻三泊」のOBランは無事終わりを告げた。
 追記
 6日、午後の飛行機で利尻を離れる予定だったツッタさん、ANDさんのお二人は飛行機が欠航して、6日は利尻島沓形に泊まり、翌7日の便の席も確保できず、フェリーで稚内に渡り稚内空港から帰られたとのことです。お疲れさまでした。
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